道新いけまつは明治32年に開業し(※)、創業120年以上を誇る老舗新聞販売店です。
妻の実家の家業を継ぎ、私が5代目に就任しました。
私は東京生まれ東京育ちです。
慣れない函館の街で、歴史あるお店を継ぐことには不安もありましたが、街の皆さまが少しずつ私を受け入れてくださいました。
今では家族以上に温かく接してくださいます。
だからこそ、この街とこの街で暮らす皆さまに恩返しがしたいと思っています。
そのために、皆さまの生活をしっかりと支え、毎日にハリがでる新しいサポート・サービスに果敢に取り組んでいます。
皆さまの生活を楽にするお助けサービスでは、お客様の方から「得意分野を活かして協力したい」といっていただくこともあり、想像以上の反応に驚いています。
私の恩返しが恩送りにつながり、街全体を助け合いの灯火で明るく照らすことができたらと思っています。
そしてなにより、4人の先代が築いてきた信頼や地域の皆さまとの絆を大切に120年の歴史に恥じない新聞販売店でありつづけたいと思っております。
有限会社 道新いけまつ
代表取締役 池松 一寿
※初代は「愛新軒(アイシンケン)」として新聞販売店を開業したのちに、「梶川新聞店」、「道新いけまつ」と名称を変更して新聞販売店を経営して参りました。
函館のライフサポートステーションを目指す
高齢化・過疎化の一途を辿っている函館には、生まれてから死ぬまで、安心して生きていける街づくりの中心的な担い手が必要です。
その役割を引き受けるのは、永きにわたりこの土地に店を構えてきた私たちだと思っています。
私たちは、函館の街と、そこに暮らす皆さまが明るく元気に過ごせるようなサービスをお届けするライフサポートステーションを目指します。
明るく元気な街・人づくりの屋台骨を支える
道新いけまつは、函館の街と、地域の皆さまの生活を支え、より豊かにする取り組みに挑戦しています。
具体的には、皆さまのちょっとしたお困りごとを解決する「お助けサービス」や専門知識のあるトレーナーと一緒にストレッチを行う健康教室、北海道では手に入らない食材や特産品の物販、町内会の枠組みを超えて地域のニュースをお届けするミニコミ誌の刊行をしています。
楽しく、真剣に。一人ひとりが主体的に動く
1人ひとりのスタッフが持ち味や得意分野を活かして、自主的にやりたいことにチャレンジできる環境を大切にしています。
北海道では手に入らない美味しいものを、青森の物産展で見つけてきて物販を企画したスタッフもいます。
お客様とお店のため、自分ができること・挑戦したいことに自分の責任で取り組んでいるからこそ、楽しいし、真剣になれるのだと思います。
不易流行の心で、これからの100年を創る
「不易流行」とは、松尾芭蕉が『奥の細道』の中で詠んだ一句で、私は「変わっていくべきもの 変えてはならないもの」と解釈しています。
連綿と紡がれてきた120年の歴史と積み上げてきた信頼、受け継がれてきたお客様への想いを確かなものとして胸に刻み、その礎をもとに、時代の流れに則した新しいサービスにも挑んで参ります。